ボーカル曲制作工程はこんな感じ
2005-12-17


最近ご要望が時々あるボーカル曲の制作工程ですが、こんな感じで進める事が多いです。ちなみにこれはサークルseisinのドラマCD「旅立ちの日に」のOPテーマソング制作の流れです。

1.まず、兎にも角にも曲のイメージ固めないと。ってことでクライアントさまからイメージを聞きまくり固める。これが決まらないと進まない。seisinの場合は"りっつサウンド"で行くのが暗黙の了解だったので(笑)、この辺りは特に問題なしだったか…。

2.歌詞をもらう。この企画の場合はNASAさん[LINK]作詞。星シル向けの曲の歌詞を書かせたら、もう絶品のNASAさんの歌詞!

3.ラフイメージをピアノで提出。例えばこんな感じ。[LINK]
こう言う感じで聞かせると、殆どのクライアントさまは「寂しい」「テンポが遅い」「ピアノだけなの?」とか言うんだけど、違うって!これはメロディとコード進行のサンプルなんです。実際はアップテンポでポップなアレンジが入ります、って話を聞いて出来上がりの雰囲気をイメージ出来ないサークルリーダーさんは意外と多い。この時点でボツになることもしばしば(涙)。

4.次にラフアレンジもの[LINK]を提出。この時点で「メロディが単調」とか「インパクトに欠ける」とか言うサークルさんが多い。実際にボーカルを入れてみないとホントの雰囲気は判らないんだってば(涙)。

5.ワンコーラスじゃなくて、2ハーフとかで? だったらブリッジ+サビもう1回とか? ってことでブリッジ+サビもう1回[LINK]と、ついでにエンディグなんかも付けたりして。これでもクライアントさん「うむむ…。」状態。やっぱ声入れしないとダメか。

6.ボーカル入り完成品。[LINK]ここまで来てOKが出るのが殆どのパターン、RitsMattも一安心。雇っていたボーカルさんにも顔が立つってもんです。もちろん、RitsMattとのお付き合いが長いサークルさんは、この流れを掴んでいてくれて、ラフレベルで完成品をイメージしてくれる想像力の高い所が多いのが嬉しい限りです。とにかく。ボーカル作品はボーカルが入っていて曲の魅力が出るもんだと言うことをご理解下さいまし〜。
[オタだけど]
[音楽制作]

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