ハウル、感動できなかったのは・・・
2006-01-09


その理由がやっと解った。音楽だ。

 これはRitsMattの場合なので、ハウルがとても良かった、と言う方には済みません、私は残念ながら「心に残らなかった」のです。宮崎駿の映画はほぼ全部観た。もう、ナウシカなんて何回観たか。終わったあとも、ずっとシーンが心に残って、いつもその場面の音楽が頭に流れていた。え? そ、そうか、音楽だ! 音楽が印象に強く残ってたんだ。つまりRitsMattが感動できる映画は音楽が感動できるかどうか?だ。そんな超スケールの音楽でなくてもいい。問題はどれだけ画面にマッチしているか、である。ジブリ映画で、音楽が画面と最高にマッチしていたのは私的には「耳をすませば」だ。決してハデなサウンドじゃないけど、登場人物の心情や季節(夏)の気温、蒸し暑い湿度、思春期のモラトリウム…。全てを絶妙に表現した野見さん、もう言うことなしだった。
 あとは、ナウシカ、天空の城ラピュタ、紅の豚、トトロ。ここら辺りはもう秀逸。もののけ姫、千と千尋の神隠し辺りから、なんか音楽の印象がイマイチになってきた。
 これに気付いたのが最近DVDで再度観始めたエヴァンゲリオン。鷺巣さんのサウンド、失神しそう。ナディアの頃から、いや、きまぐれオレンジロードの頃からファンであったが、改めてエヴァをDVDで観て再認識。特に今もう「EVA-01」のテーマがずっと頭に回っている。
 これほどの印象が、残念ながらハウルには無かった。次回作も、きっと久石譲氏、なんだろうなぁ。期待します!
[つれづれに]
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